三井倉庫グループ

One to One-hundred.

三井倉庫ホールディングス株式会社

INTERVIEW 04

未来をつくる、
拠点となれ。

小川 達矢
関東支社 営業部 営業第3課
2016年入社

原動力は、好奇心。

昔から好奇心が旺盛で、新しいことに挑戦するのが好きだった。高校時代はスポーツが苦手だったにも関わらず、ハンドボール部に未経験で入部して練習を重ねた。大学時代は色々な世界を見てみたいと思い、4年間で10個以上のアルバイトに精を出した。そんな私にとって、倉庫業界という選択肢は間違っていなかったと思う。もちろん当初は、漠然と「モノを保管するだけ」という退屈なイメージはあった。でも調べていくうちに、そんな単純な仕事ではないと知った。世界中から、あらゆる業種の、あらゆるモノが集まる、物流の中枢。なかでも、グループ総合力を活かした事業領域の拡張や、DXなどの先進的な取り組みに果敢に挑む三井倉庫は、私の好奇心を特に刺激した。
入社して最初の配属は、神奈川の厚木事務所。事務担当として、倉庫現場での入出庫管理を任された。初めは仕事を覚えることだけで精一杯だったが、慣れてくると既存の業務だけでは飽き足らなくなってきた。独学でExcelのマクロを勉強して、自発的に業務の自動化に取り組んだ。営業職でもないのに、案件を獲得してきたこともある。通常業務の範囲を超えて、やってみたいと思うことには手当たり次第挑戦してみた。振り返ると無謀だったとも思うが、当時の現場の仲間も、上司も、そんな私の取り組みを快く受け入れてくれたものだった。

入社5年目で挑んだ、
ビッグプロジェクト。

入社5年目のある日。上司が私に声を掛けた。「新しいプロジェクトが動くんだけど、やってみない?」私の現場での取り組みを評価して、大きな挑戦の機会をくれたのだ。お客様は動薬業界のメーカー複数社。新たな物流プラットフォームをつくるプロジェクトだった。これまで、各社それぞれの流通ラインで商品を配送していたが、これを一括化しようという試みだ。異なるメーカー同士でも、届ける先のエリアが同じなら、まとめてしまえば物流コストを下げられる。しかし当然ながら、貨物サイズや個数・商品特性は、各メーカーによって異なる。それらをパズルのように組み合わせ、最も効率的な物流の仕組みを構築する。難易度の高いプロジェクトだったが、これまでの実績が評価され、三井倉庫が担当することになったのだ。私が任されたのは、そのオペレーション部門のプロジェクトリーダー。現場の作業員や、情報システム部門、連携する子会社などの各チームをまとめ、全体を舵取りする重要なポジションだ。もちろん自分にとって初めての経験。資料の作り方ひとつすら分からず、迷惑をかけたと思う。膨大なタスクのスケジュール調整ができず、提出書類の期限を忘れていた、なんていう初歩的なミスもした。それでも、先輩メンバーたちは私を見捨てずフォローしてくれた。そのおかげもあり、初めてのことに取り組む大変さよりも、新しいことを覚える楽しさを得て、プロジェクトを少しずつ前へ進めることができた。

変化と挑戦が詰まった倉庫。

最初のプロジェクトが完了した後、次にEC(通信販売)のスキームを構築するプロジェクトが発足し、再びリーダーとして関わった。その後、平塚に拠点が完成。当初の狙い通り、物流コストを大幅に削減することに成功した。そして、スキームを構築後に、物量も少しずつ増えていった。 配送コストが下がったことで、各社がこれまでより大量の注文を受けられるようになったからだ。物流を最適化することが、コスト削減だけにとどまらず、売上増加にまでつながったのだ。私たちの仕事は単なる「倉庫」の枠を超え、クライアントの事業自体を成長させることができる。そのことを強く実感し、胸が高鳴った。
平塚の拠点だけではすぐに足りなくなり、関西にもう1拠点を新設することになった。せっかくならここでも新たな取り組みを、と考え、社内で力を入れているDXによる物流省人化のための作業の「自動化」を試み、様々な自動機械の導入をすることに。図面作成ソフトの使い方を勉強し、自動機械がより効率的に動けるように、倉庫内のレイアウトのアイデアを自分で考えた。現場の作業員やDXチームの意見をもらいながら修正し、形にしていった。約8,000坪を誇るこの新拠点も、今まさに、稼働を始めようという段階に来ている。(※)
もし、倉庫業界に保守的な印象を持っている人がいるなら、決してそうではないと伝えたい。ことさら人より好奇心の強い私が、三井倉庫で送る毎日を、めまいがするぐらい変化に富んで刺激的だと感じているのだから。

(※)内容は取材当時のものです。新拠点は2023年夏に稼働開始。

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