三井倉庫グループ

One to One-hundred.

三井倉庫ホールディングス株式会社

COLUMN

物流サービスを通じて、
環境負荷低減に貢献する。

昨今の気候変動をはじめとする環境問題は、一部の業界や企業が取り組むだけでは解決できません。あらゆる業界のお客様の物流パートナーとして、環境負荷低減に貢献できる物流サービスを提供することで、共に持続可能な社会の実現を目指しています。
ここでは、三井倉庫グループが行う地球環境への取り組みを、いくつかのトピックと共にご紹介します。

太陽光パネルの設置

国内物流施設において太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギーの普及を推進しています。写真の関東P&MセンターB棟の建設にあたっては、物流会社が手がける環境配慮型の物流施設の建設資金として、国内初となるグリーンボンド(調達資金の使途を環境改善効果のある事業に限定して発行する債券)を発行しています。

LED照明への切り替え

国内倉庫施設や事務所の照明器具にLED照明を採用することにより、省エネルギー化を推進しています。三井倉庫ホールディングスには95年以上の歴史を持つ倉庫施設もありますが、2025年3月期を目標に、国内全ての所有施設でLED照明への切り替えを進めています。

EVトラックの導入

三井倉庫グループでは、2021年4月よりEVトラックによる輸送を行っています。EVトラックはCO2や汚染物質を排出しないゼロエミッション輸送を実現するだけでなく、低振動走行が可能なためドライバーの運転時の負担を軽減。さらに騒音問題の解決にも繋がります。また、燃料やメンテナンス費用の削減も見込まれるなど、次世代の輸送手段として期待されています。

門前倉庫の活用

門前倉庫とは、お客様の製品工場近くに設定した原材料倉庫のことを指します。製品の原材料を必要な分だけその都度輸送する場合、少量の原材料のみを積載した長距離輸送が発生することがあります。経由地として門前倉庫へ原材料をまとめて輸送し、そこから必要な量を製品工場へ納入することで、トラックの台数およびCO2排出量を抑えることができます。

門前倉庫を活用することにより、製造ラインへの供給が効率化するスキーム図

モーダルシフトの推進

モーダルシフトとは、トラック等の自動車や航空機による輸送から、環境負荷が低い船舶や鉄道を組み合わせた輸送に切り替えることを指します。CO2排出量削減効果に加えて、トラックドライバー不足への対応や、輸送手段が増えることで物流のリスク分散にも繋がります。

モーダルシフト