三井倉庫グループ

「当たり前」をより身近に、

「新しい」をより多くの人に

ロジスティクス部 先端物流課
2015年入社 国際政治経済学部卒
K.O
PROFILE

就職活動の時に心にあったのは、東日本大震災でのこと。物流がまったく機能しておらず、家族のために食料や日用品を自分の足で調達した経験だ。自分たちの生活にいか物流が密着していたかを思い出し、物流業界に身を置くことで、人々の生活や仕事を守りたいと考えるようになったという。

現在の仕事内容

入社後は通関課に配属され、そこで物流の基礎を学びながら通関士の資格を取得しました。その後、出向を経て現在のロジスティクス部に配属へ。当部署には、豊田物流課、高岡物流課、セントレア物流課があり、それぞれが倉庫を持って、お客様の貨物の輸出入に対応しています。それらを統括するのが、私が所属する先端物流課の役割です。各拠点を飛びまわり、個別の課題解決をサポートする他、部全体の仕組みやオペレーションを組み立て、効率的なやり方を追求することで、全体における品質を守ることがミッションとなります。それに加え、国内拠点だけではなく、海外拠点の支援も行っています。

仕事のやりがい

物流は、スケジュール通りに届いて当たり前です。しかし、その裏側には、様々な工夫や努力や物語があります。時には、無理を押し通せるアイデアや行動を求められることがあり、自分がその当事者となって、様々な人と協力しながら実現させていくことに大きなやりがいを感じますね。現在は、部全体でいかに品質を向上できるかに取り組んでおり、色々な改革を進めています。お客様にとって高品質で、作業をする方にとっては安全で効率よく。難しいことを成し遂げた先で、自分が知らない土地に新たな価値を届けられていると思うと、感慨深いです。

成長を感じた瞬間

以前、お客様先に出向していた時のことです。日本からアメリカへ大量の部品をコンテナ船で送っていました。しかし、コロナ禍で、アメリカの港でコンテナ船が“滞留”するという自体が起こってしまったんです。貨物の受け入れがスムーズにいかない状況でしたが、製品の製作スケジュールは決まっているので、日本から出港するコンテナの量は変わりません。そうした状況の中、リーダーシップを持って、日本工場の方、現地の通関業者の方、港に着いた貨物を運んでくれる業者の方、貨物を受け入れる現地工場の方、様々な人と密な連携を取ることを意識しました。そして、全体を見渡しながら粘り強く最適解を導けたことは、自分の成長につながったと感じています。世界的に物流機能が弱体化したタイミングでしたから、この物流を止めずに済んだことで、それに関わる人々の生活も止めずに済んだのではないかと思え、社会的な意義を感じることもできました。

ある1日のスケジュール

9:00
出社。
メール確認や
to doを確認。
10:00
全4拠点を
ローテーションで巡回。
課題についてヒアリング。
12:00
移動中に
ランチ。
13:00
関係部署を交え、
意見交換MTG。
15:00
資料作成や
アイデアのブレスト。
各現場の解決案出し。
17:00
海外現地法人との
打ち合わせ。
19:00
退社
今後の目標

中堅社員と呼ばれるまで社歴を重ねてきましたが、まだまだ勉強中の身であることを忘れずに、多くの機会を自分のものにしていきたいと考えています。これまで、通関、コンテナ船積み手配、物流拠点の運営支援と様々な仕事に携わりました。ですが、営業やCSといった仕事は経験ができていません。今後は、そういった仕事にも取り組み、物流のゼネラリストになることが目標です。まずは自分が取り扱える貨物の種類を増やしていきたいですね。そのためには、積極的な経験と学びが必要だと考えています。

仕事に活きた学生時代の経験

学生時代にアルバイトでやってきた、「人を巻き込んで仕事をする」という経験は、役に立っています。そのアルバイトでは、動画コンテンツの制作ディレクターを任され、企画、取材、撮影、編集まで行っていました。チームで制作するのですが、「どんなスキルを持っている人に手伝ってもらうのが一番効果的か」という感覚を身に着けられたと思います。これは、現在の仕事で自分が何かをしたいと思った時に、どうやって進めていくのがよいか、その思考を巡らせるための基準になっているように思いますね。

皆さんへのメッセージ

私は就職活動の際、割と早い段階で国際物流に軸を絞っていました。それだけこの仕事に魅力を感じていましたし、入社後もやりがいを持って取り組めているので、間違いはなかったと思います。ですが、なるべく色々な業界を見て、OB/OG訪問などを通して、情報を収集することをお勧めします。そして、自分の中にある価値観としっかりと照らし合わせて、「この仕事は価値がある」と感じられる会社を選んでいただければと思います。