三井倉庫グループ

三井倉庫ホールディングスが「先進技術賞」を受賞

~日本物流団体連合会「第24回物流環境大賞」において~



三井倉庫ホールディングス株式会社

三井倉庫ホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:古賀 博文、以下「当社」)は、 一般社団法人日本物流団体連合会が主催する「第24回物流環境大賞」において、「先進技術賞」を受賞しましたので、お知らせします。

この表彰は、物流業界における環境保全の推進や環境意識の高揚等を図り、 サステナブルな物流の発展に貢献した企業の取り組みを広く社会に紹介し、 業界全体の同取り組みに対する意識向上を促進することを目的に創設されたものです。

今回、応募した当社の「グローバルサプライチェーンにおけるCO2排出量可視化サービスの開発」が、 30件の候補案件の中から、先進的な技術開発とその技術を活用して環境負荷低減に資する物流システムの創出を図っている事業者へ授与される 「先進技術賞」を受賞しました。

表彰式の様子

6月27日(火)に行われた表彰式の様子。
左:日本物流団体連合会、池田会長、右:三井倉庫ホールディングス、伊藤執行役員

取り組みの概要

三井倉庫グループでは、お客様の持続可能なサプライチェーン構築をサポートする 「三井倉庫SustainaLink」 サービスの提供メニューとして、物流CO2排出量算定システムとして『MS CO2 Navigator』(簡易算定)、 『MS CO2 Analyzer』(一括算定)の2つを開発し、物流データ入力によりCO2排出量の可視化、削減のための施策立案をできるサービスの提供を開始しています。

本サービスのコンセプトは物流に「脱炭素・低炭素」という評価基準を新たにもうけることで、 国際輸送も含めたサプライチェーン全体のCO2排出量可視化・削減提案に寄与することです。 簡易算定はウェブサイトから簡単に算定ができ、誰でも利用が可能な一方、 一括算定は、三井倉庫グループと所定の契約等を結び、物流データを提供することで利用が可能となります。 既に300万件以上の輸送データの算定実績を有しており、今後も脱炭素物流における改善効果の精緻な可視化を進めて参ります。



『MS CO2 Analyzer』(一括算定)イメージ


取り組みによる効果

従来、グローバルサプライチェーンにおける物流効率化施策については、 CO2排出量の観点から評価されることは少なく、 仮にCO2排出量を可視化したとしても日本国内の算定ガイドラインを使用して可視化せざるを得ない状況でした。 今回『MS CO2 Analyzer』を開発したことにより、国際的に認められた物流CO2排出量算定ガイドラインである GLEC frameworkに基づいたCO2排出量の精緻な算定・可視化が可能となり、コストやリードタイムだけでなく、 「CO2排出量」の削減という新たな観点から物流効率化の提案をすることができるようになりました。

当社グループは、 「三井倉庫SustainaLink」 サービスの展開を通じ、 お客様のサプライチェーンを持続可能なものにするという視点で、 これからも物流全体のサステナビリティ向上・進化に貢献するための様々なソリューションの提供を推進してまいります。



本件に関するお問い合わせ先

三井倉庫ホールディングス株式会社
サステナビリティ営業部
経営企画部広報室
TEL:03-6400-8017
MAIL:kouhou@mitsui-soko.co.jp

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