日系医療機器メーカー
医療機器物流で非効率な流通プロセスをカット!大幅にコスト削減
- 倉庫
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- 医療機器物流
背景
日系医療機器メーカーA社様では、医療機器の物流に関して非効率なポイントを抱えており、その改善を検討していました。具体的には、「滅菌工場における滅菌工程後、再び製造工場に戻してから販売業者に納入する」という、医療機器物流における輸送上の無駄が生じていたことでした。
滅菌工程後、医療機器の直接販売業者に納入すれば物流コストは削減できますが、そのためには医療機器の市場出荷前での保管が前提となり、「医療機器製造業許可」を取得している倉庫での保管が必須だったからです。
ご提案内容
そこで、「医療機器製造業許可」を有する私たち物流企業の出番です。減菌工程と、お客様の製品である医療機器を工場に戻すことなく、直接私たちの倉庫に搬入。そこで、医療機器の「製造行為」とみなされる検品や説明書を封入などの流通加工を行い、出荷。それにより無駄な物流をカットすることができるだけでなく、クリーン管理、教育訓練及び内部監査の実施といった、QMSに基づく品質管理も徹底することができました。
また厳密なLOT管理が求められる医療機器製品であるため、全ての医療機器製品の識別バーコードをスキャンし入出荷検品する物流システムを採用しました。
※QMS(Quality Management System):医療機器及び体外診断用医薬品の製造管理及び品質管理の基準
成果
- 当社に医療機器の物流業務を委託したことにより、経営資源のコアビジネスへの集中を実現
- 医療機器販売業者のデポが当社倉庫内に設置されたことから納入にかかる物流を大幅にカット
- 当社独自の医療機器管理システム導入により、在庫精度が向上