日用品メーカー
3PLによる徹底した効率化でグローバルレベルでのコスト削減に成功
- グローバル3PL
- 小売・卸・日用雑貨
背景
アジア10カ国でビジネスを展開する日用品メーカーA社様は、増大するコストの低減化と、アジア諸国における物流スピードと物流品質の確保が課題になっていました。また継続的な改善が行えるような体制・システムを設計することが重要な要素でした。
ご提案内容
グローバル運営体制確立
私たちの現地法人で実物流会社管理など(エリア3PL)、日本で全エリア管理(グローバル3PL)を実施。3PLチームにて各エリア3PLの管理・全窓口業務・改善提案などを行うことで、 お客様が企画・戦略等のグローバル管理に集中出来る体制を確立しました。
KPI管理
システム導入により各国同様のデータ取得を可能にし、ブラックボックス化を解消。業務毎にKPIを設定し、日々変化するロジスティクスの継続的改善へ繋げました。
情報共有
お客様と定期的ミーティングを実施、KPI集計実績等の情報共有や、各拠点の物流改善事例の吸上と他拠点への水平展開に繋げました。
入札管理
各国・地域で複数物流業者による入札を実施。明確な評価基準を設け能力を数値化し、最適な企業選定を行いました。
海上運賃取得
日本、積地側、揚地側で海上運賃の見積りを取得。さらに定期的な見積取得を実施し、コスト低減を徹底しました。
成果
- 初期段階において約10%の物流費削減を実現。またルート物流費で約20%のコスト削減
- 物流管理を兼務していたマーケティング部門が専任化、加えて物流担当者を増員せずに物流管理機能を大幅に強化するなど、コア業務への集中を実現
- 世界各国共通の標準ルールを設け、KPI・Issue管理により継続的な改善提案を行う体制を確立。ISSUE LISTによる課題共有化により、発注単位を改善したことによる業務効率化とコスト削減を実現
- 従来発地側都合で使用していた梱包方法を着地側のリサイクルまでを考慮した梱包方法へ変更