化学品メーカーB社様、自動車メーカーC社様

B社様およびC社様はグローバルに事業を展開しており、国内工場で生産した製品を海上輸送によって海外へ輸出しています。 これまでは製品を輸出するために、仕出し港から空のコンテナを工場まで持ち込んだ後、工場で製品を積み込み、再度、港へ向けてコンテナ輸送を行っていました。 B社様およびC社様は、環境規制や物流2024年問題等への対応を背景に、輸送効率化の観点から、空のコンテナを運んでいる部分についてなるべく減らしたいと考えていました。 三井倉庫グループは製品輸出の際の工場-港間の輸送効率改善のため、「インランドコンテナデポ(ICD)活用ソリューション」をご提案し、 輸送の効率化を通じた安定的なサプライチェーン構築についてご支援いたしました。

課題

環境規制や物流2024年問題等への対応を背景に、B社様およびC社様は以下を課題と認識していました。

  • CO2排出量の削減目標達成のため、サプライチェーン全体におけるより一層のCO2削減
  • ドライバー不足に起因する、製品輸出に係るサステナビリティリスク*対応としての、トラック輸送の生産性向上
    (*運びたいときに運べない、輸送コストの上昇につながる等)

解決策

栃木県にあるB社様およびC社様のそれぞれの工場から輸出港への輸送について、従来は仕出し港から空のコンテナを取り寄せていましたが、 両社様工場の近隣にある当社グループ提携のICDから空のコンテナを取り寄せる運用に変更しました。

提携のICDは栃木県内にあるため、空コンテナを運ぶ距離が短くなり、総輸送距離を4割程度削減することができました。

成果

上記の輸送効率化を通じて、物流CO2排出量の削減やトラック輸送の生産性向上を実現しました。B社様およびC社様のそれぞれの定量的な効果は以下の通りです。

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